【細挽き?中挽き?】豆の挽き方による味の違いを検証してみた!

初心者向け

みなさんはどんな味のコーヒーが好きですか?苦くてコクのあるコーヒーやフルーティな酸味のあるコーヒー。いろんな味が楽しめるのもコーヒーの魅力の一つですよね。

ところで、豆の挽き方によってコーヒーの風味や味わいが変化するのはご存じでしょうか?

折角淹れるなら、豆の特徴を活かして最大限自分好みの味に近づけたいですよね。

この記事では豆の挽き具合によってどの程度味の変化が出るか、検証してみた結果をまとめます!今回の検証にはTIMEMORE C2を使用しますので、お持ちの方はクリック数の参考にしてください。

各挽き方毎に粒度の写真も載せているので、是非お持ちのミルを調整して試してみてください!

検証方法

まずは、検証の条件を決めていきます。

使用するミルはTIMEMORE C2。ハンドドリップにおすすめのクリック数が18~24とダイヤル面に記載されています。そのため、今回の検証では2クリック毎に18,20,22,24クリック計4項目で検証していきます。

18クリックが今回の検証では最も細く、24が最も荒い挽き加減となります。そのため、18クリックを細挽き、20,22クリックを中細挽き,24クリックを中挽きとこの記事では表記しましょうか。

使用する豆は誰でも買いやすいコーヒー店KALDYからマイルドカルディを選択しました。

久しぶりのマイルドカルディ。ブラジルとコロンビアをメインとしたブレンドでバランスのいい味わいだそう。

この検証のため、久々にカルディに行きましたが、あの豆の陳列や味わいの表記はコーヒー好きをわくわくさせてくれますね。飲み親しんでない豆でこそ直感的に味の違いがわかるかと思います。

抽出条件

ドリッパーはV60 透過ドリッパー(樹脂製)、抽出方法は豆20gに対し60gの湯量を5回、30秒間隔で計300gで抽出していきます。

豆の挽き方が粗くなるにつれてお湯の抜けが速くなるため、コーヒー成分が抽出されづらくなっていきます。今回はあくまで挽き方による違いの検証のため、抽出条件は上記の通りとしました。

二人分抽出し、私と妻の二人で検証していきます。

結果

18クリック(細挽き)

まずは今回の検証で最も細い18クリックから。粉の粒度はこちら。

飲んだ感想は、思ったより苦味が強く出てきたなと。酸味もありますが、苦味が強く主張してきており、ボディのある味わいとなりました。ホットよりはアイスで飲むと丁度いいくらいに思えます。

妻

んー、苦味が強いかな。寝起きにはいいかも。

苦味:★★★★ 酸味:★★ ボディ感:★★★★★

20クリック(中細挽き)

次に20クリックの中細挽き。粉の粒度はこちら。

18クリックと比べるとまろやかになりましたね。苦味が少し引いてきてバランスよくなりました。ただ、少しボディ感に欠けてきましたね。もうすこしガツンとした飲みごたえが欲しいところ。

妻

さっきの(18クリック)より美味しいかな。飲みやすくなった。苦味が少し減ったと思う。

苦味:★★★ 酸味:★★ ボディ感:★★★★

22クリック(中細挽き)

どんどん行きましょう。22クリックです。粉の粒度はこちら。

個人的には最も好きな味わいでしたね。苦味と酸味のバランスが丁度良くなってきました。ボディ感には物足りなさを感じますが、コーヒーといえばコレと感じるような味わいですね。

妻

まろやかでおいしい!さっきの(20クリック)より飲みやすいしいいかも。

苦味:★★★ 酸味:★★★ ボディ感:★★★

24クリック(中挽き)

最も荒い24クリック。中挽きになってきますね。粉の粒度はこちら。

酸味を感じるというよりかは苦味が引いた味わい。軽くて飲みやすいけど、ちょっと薄いような気もしてきます。

これ以上の挽き具合は抽出方法を調整しないと、あまりおいしくならないだろうと感じました。

妻

薄いかな。酸っぱいというかしょっぱいというか。さっき飲んだ奴の方がいいや。

苦味:★★ 酸味:★★★ ボディ感:★

各挽き方の特徴

細挽き

細挽きは豆と接触面積が最も大きくなり、コーヒー豆から成分を引き出しやすくなります。これによってコーヒーの味わいが強くなり、苦味とボディ感が強く出てきました。

細挽きはガツンと来るような重い味わい苦味が好みの方、アイスコーヒーで飲みたいなどに向いていますね。

苦味が好きでガツンとしたボディ感のあるコーヒーが好きな方、アイスコーヒーとして飲みたい方

中細挽き

中細挽きはバランスよく抽出することが出来ました。中細挽きは20,22クリックの2通り試しましたが、どちらもバランスよく、まろやかな味わいとなりました。

ホットコーヒーではこのくらいの挽き方がバランスよく淹れられるでしょう。

豆の特徴を活かしてバランスよく飲みたい方

中挽き

中挽きでは少し軽く、あっさりとした味わいになりました。中挽きでは豆の接触面積が小さく、お湯の抜けが速くなり、豆の成分が抽出されづらくなります。風味を楽しみつつ軽い味わいを求める方にはこのくらいの挽き加減が向いていますね。

苦味が減ったことで酸味が感じやすくなりました。浅煎りのコーヒー豆で風味や酸味を味わいたい場合は中挽きで飲んでみてもいいかもしれません。

酸味やフルーティな味わいが好きな方、スッキリと軽い飲み口でコーヒーを味わいたい方

まとめ

TIMEMORE C2を使用して18,20,22,24クリックの4パターン毎に紹介しました。

  • 細挽き(18クリック):濃いめに抽出。苦味が強く出てくる。ボディも重い。アイスコーヒーに向いている。
  • 中細挽き(20,22クリック):バランスよく抽出されている。飲みやすく、味わいも楽しみやすい。
  • 中挽き(24クリック):飲みやすく、風味を感じやすい。人によっては軽すぎるように感じることも。

抽出条件によっても味わいは変わってきますね。細挽きでお湯の温度を下げてみたり、中挽きでは逆にお湯の温度を上げてみたり。ドリッパーを変えてみてもまた変わってくるでしょう。

C2の記事でも紹介しましたが、C2の個人的なおすすめはアイスでは18クリックホットでは21クリックですね。

是非みなさんもお持ちのミルで挽き加減を変えて抽出し、ご自身にあった挽き方を探してみてください!

今回はそれぞれの挽き方でどのように味わいが変化していくか検証していきました。今後は温度やドリッパー毎の違いなども紹介できればと思います。

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